お墓の豆知識

五輪塔を建てる意味とは?

五輪塔とは鎌倉時代以降にできたお墓の一種です。

密教の教えに基づいて「地・水・火・風・空」の五輪を、それぞれ方・円・三角・半円・宝珠の形で象徴し、下から石を積み上げたもので、正面にはそうした意味を表す種子(サンスクリット文字・梵字)をそれぞれ石に刻みます。

もともとは真言宗や天台宗のお墓に多かったのですが、今では他の宗派の方でも建てられています。

よくされている例は、先祖墓と五輪塔を建てて、先祖墓には五十年忌までの故人を偲ぶ塔として、五輪塔は五十年忌以上の方々を先祖としておまつりされています。

また、先祖墓として五輪塔を建てられる方もいらっしゃいます。

五輪塔には通常のお墓の大きさの五輪塔と、墓地の狭い所における一石五輪塔などがございます。